11月は
「しゅうかく（収獲）」をテーマに
ポピンズアートを行いました。
「みんな、これなにか知ってる？」
羊の写真をみせながら、
美術講師が話しはじめました。
「羊のこのモコモコの毛は、人間の髪の毛と同じで
ずーっとのびるから、切ってあげるんだよ」
切った毛でできた「毛糸」を
お子さまたちは見て
さわって感触を知ります。
「わぁーふわふわ」
「やわらかいね」
次に、一人ひとりに
羊の形をしたプレートを渡し、
好きな毛糸をつけて
自分だけの「羊」を作る
アートを行いました。
0歳児クラスのお子さまは、
毛糸玉の感触を確かめながら、
シールになっている身体の部分に
毛糸をつけていきます。
「つかむ・はる」動きは、
今までなんども体験してきたので、
とても上手に作ることができました。
1歳児クラスのお子さまは、
自分の「好きな色」がわかっているので
何種類もある毛糸の中から
「えらぶ・つかむ・はる」を繰り返して、
ときには
貼ってある毛糸を
「とる・はりなおす」こともしながら、
自分だけの羊を作ることができました。
2歳児クラスのお子さまは、
長い毛糸を「巻き付ける」動きに
挑戦しました。
最初はうまく巻けなかったのですが、
なんどもゆっくりと動かしていくと
手の動きにテンポが生まれ、
自分の好きな色や種類の毛糸で
羊を作ることができました。
できあがった羊で、
「めぇ～めぇ～」
「こんにちは」と
新しい遊びに発展しているのも
印象的でした。
「毛糸」ができるまでの工程を、
伝えることで
お子さまたちは
これからの季節に身に着ける
セーターやマフラーが、
「羊の毛」を借りていることに
気付くことと思います。
ポピンズアートでは
わたしたちの生きる世界への
理解を深めると同時に、
動物へ感謝する気持ちや
SDGsへの関心を育んでいます。