2024.07.03ブログ
2歳児クラスのお子さまは、
いろいろな場面で保育者のまねをしながら
お手伝いをしてくれます。
今日は、カブトムシのお世話をしていた時の
嬉しいお話をご紹介します。
2歳児クラスでは、
3種類のカブトムシを育てています。
土を替えたり餌をあげたりと
様々な場面で関わりがあります。
「わぁ土がこぼれちゃった」
と、保育者が拭き掃除をしていた時です。
それを見ていたふたりのお子さまが
近くにあったウェットティッシュを1枚ずつ取り
床に落ちた土をふき取ってくれたのです。
あまりの嬉しさに喜びそうになったのですが
少しだけ黙って見てみることにしました。
「まだここにあるねー」
「ここにもあるねー」
棚の中に入ってしまった土も
床に1粒ほど落ちた土も
丁寧に拭き取ってくれていたのです。
ふたりは阿吽の呼吸とでもいいましょうか、
身体がぶつからないように
お互いを思いやりながら
お掃除を手伝ってくれたのでした。
大げさではなく、
空間認識力がこんなにも身についていることに
私はハッとし感動したのでした。
キレイになったお部屋を確認し、
「ありがとう。ふたりが手伝ってくれたおかげで
とても早くキレイになりました」
と伝えると、
「なんで?早いの?」
と質問がはじまります。
「ひとりでふき取ってたら
お外が真っ暗になって寝る時間になる所だったからよ」
と伝えるとウフフと笑いが起こりました。
達成感と満足感で
みんなで幸せな気持ちになった日の
一コマでした。