日本交通株式会社と株式会社ベネッセコーポレーション、株式会社ベネフィット・ワン、株式会社星野リゾート、株式会社ポピンズの5社は、観光立国推進の一環で度々議論に挙がっている「大型連休の地域別取得に代表される休日分散化」(以下、「休日分散化」)」の実現に向けての取り組みを、まずは民間レベルで推進させていくことを目指し、『休日分散化推進事務局(以下、事務局)』を設置いたします。また、第一弾の取り組みとして、本年度のゴールデンウィークに於いて、『後ろ倒しゴールデンウィーク(以下、「後ろ倒しGW」)』を実施します。
休日分散化の実現は、ピーク需要の平準化による旅行代金の低廉化や交通渋滞等の緩和による移動時間の短縮化等により、消費者の潜在需要を喚起すると言われております。また、観光需要が年末年始・GW・お盆などの特定時期に偏る結果、”黒字は年間100日程度”ともいわれる宿泊施設や飲食店などの関連産業の収益力を伸ばし、雇用創出や地域の活性化にもつながるとともに、多様なワークスタイルが広がる消費者の余暇充実の一助になると期待されています。
そして、事務局ではまず、星野リゾートを除く賛同企業4社の従業員を対象に、通常のGW期間に出勤し、後日連休を取得する「後ろ倒しGW」を選択式で実施します。当取り組みによって、GW時の割高な宿泊料金や混雑等の理由によって、外出や旅行を控えている従業員の消費・旅行意欲を喚起します。
また、多くの従業員に後ろ倒しGWを選択してもらえるように、ベネフィット・ワンの会員専用宿泊施設が利用可能になるほか、星野リゾートから後ろ倒しGW宿泊プランの提供、ポピンズによる職場への臨時託児所の開設等の特典を用意します。
今後事務局では、後ろ倒しGW終了後に従業員を対象にアンケートを実施し、効果測定をすることで、第二弾への取り組みに繋げてまいります。また、次年度のGWまでに同取り組みに賛同する企業を100社に増やし、休日分散化の推進に寄与してまいります。